10/31
大好物１

『野良猫』

野良猫には目がない・・・

食べ物だけちょうだいと近くまで来る子もいれば、おもいっきり触らせてくれる子も、全く近寄ろうとしない子もいる。

上の子は『僕がちゃんと生まれて育つように』と祖母が修行していて、願掛けしていたお寺の子。入るやいなや胸に飛び込んで来た。「あー、来たかいねっ、久しぶり、、いらっしゃい」

真ん中の子は以前一緒に暮らしていた子のお墓にいる子。野良の世界は厳しい・・・数ヶ月で５−６匹の猫達が総入れ替えになる。

下の子は湯西川温泉の平家そば屋『志おや』に「何かくれっ」と来た子。
お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。



小学低学年の頃にうちに居た猫、チロはやんちゃ坊主でした。
ある時、僕の教科書がびちゃびちゃになる程におしっこかけた。
僕は風呂場で一枚一枚丁寧に石けんで洗った、、けどサカリ時の強烈なおしっこのニオイはとれませんでした。
母親に芳香剤をもらってビニール袋に一緒に入れて、なんとかニオイを消そうと最善の努力をした。もちろん母と姉も一所懸命になってくれた。
しかし、ニオイはなかなかとれませんでした。。
翌日、授業の時に先生に「なんか臭うね、教科書」．．．「ネコにおしっこかけられちゃった。でもちゃんとあらいました。においも消そうといいにおいがするところに入れました。」と僕は言った。
先生（女性）は親指と人差し指で高々と嫌な顔で持ち上げました。「汚いわね」
僕は泣きそうになりました。臭いのは分かっていたから、、けど、ちゃんと洗ったことと頑張ってニオイを消そうとしたことも言ったけど、そんなの関係無いというその態度と言動に傷ついた。
今思うのだが、、、洗っているからとても汚いわけではない、、先生も一緒になって知恵を与えてくれればいいと思う。それだけでも子供は嬉しいと思うし、『迷惑かけてごめんなさい。大事な教科書なのに・・・』という子供ながらの罪悪感的なものは払拭されると思う。そういうのが勉学だけではなく『思いやり』等を教授する方々の役目でもあるかと思いますよ。

チロはいつも外に居た子だから、身体にはノミがいた。風呂場でてんやわんやの大騒ぎで風呂を入れさせたことを憶えている。
チロは帰って来るといつも怪我をしていた・・・気が強かったから毎日喧嘩でもしてたのだろう。ある日、大事な両足の爪をザックリと切られて帰って来た。。人懐っこいから、それを逆手に利用した陰湿な人間からの虐待を受けたのだろう。 （たぶん、いつも寝転がっていたアパートの若い住人だろうと思っている。子供からみても変な人だった。。かわいがってくれていたと母が言っていた。）

彼は急に帰って来なくなった。家族で探しまわった、、けど、、・・・どこか一人で死んだか殺されたか。

彼が居なくなってから、、いつしか、、僕の家の裏には野良達が集るようになっていた。最初は大人の猫がやってきて、、しばらく経つと子猫連れて来た。母猫と子だった。。毎日３匹くらいやってきた・・・「ニャァ〜（ご飯ちょうだい）」
彼女達は僕ら家族があげるご飯を必死で食べていた。
母親は自分の境遇、自分自身とを照らし合わせてご飯はあげていたのだろう。「あらっ、小さいの連れたきたの？はいはい食べなさい。頑張って育てるのよ！」
優しく微笑みながら・・・

野良が好きなのはそんな理由かな。煙たがる人も多いけど、人間と一緒、彼らも懸命に生きているからね。

10/24
ここ数年であえて『黒』にしてみる製品が多くなりました。黒い綿棒、RENOVAの黒いトイレットペーパー、スターフライヤー。

←かなり飲んだ後の電車だったので何線かは憶えていない。社内のデザインディレクションの会議で？？そこ黒にするとはね・・・
気付かない人も多いでしょう、、吊り革ですもんね。

意外とカッコいいな、コレ。
とりあえず『黒』着ておけ、、とか、とりあえず『黒』に塗っちゃいな、、とかとは全然違う表現での『黒にした』っていうのは。

ところで先日、藤原ヒロシ氏のブログで今絶好調のAD（アートディレクター）の佐藤可士和氏のことが書かれていた。なかなか興味深い。。まぁ藤原氏は佐藤氏が作ったデザインは好きじゃないということなんだが。。
佐藤氏は以前TV番組で、僕はデザインのドクターだと思って仕事をしているって言っていました。確かに、、そういう仕事の仕方だなぁ〜と思いました。あまり良くないところを変えると。。良いところは残してさらによくして、悪いところを直す、、と。
佐藤氏が今ひっぱりだこなのは、彼のデザイン以外のその『オペ』が受けているのだろうか？？、、高度な技術でもってするその『オペ』。スーパードクター。。スーパーデザインドクター・・・だ。ADやらCD（クリエイティブディレクター）よりもSDDr、もしくはDDrっていう肩書きがいいのかな？？とか勝手に思ったり。ちなみに、佐藤氏がクリエイティブディレクションした紳士服のSUIT SELECTのネクタイ持っています。ただ、生地は良いけど縫製がダメでした。

僕は設計・デザイン以外のディレクションもやらせて頂いていますが、もうとてもとても昔、、２５歳くらいの時だったかなぁ、、売り上げに伸び悩んでいるオーガニックレストランと仕事をさせて頂きました。良い素材でこだわりのあるお店、、しかし、何処にでもある町中の喫茶店程度な感じ。あれやこれやソフト面での提案をして、そしてハード面でも提案しました。第一弾で提案したことが即効性があり直ぐにお客様が増えて知名度もあがりました。（あまりに多くのことを提案して実行させて頂き、説明出来ませんので割愛します）
数年後、東京のオーガニックレストランのランキングでは３位になりました。雑誌、本、TV取材もひっきりなし、、修行されていた方もいたり、、もう４−５年前にとある事情で閉店しましたが、韓国から観光バスでお客様もいらっしゃったり・・・僕自身はやれるだけのことはさせて頂いたと思っている、、あとはオーナー様がどううまく『調理』出来るかがキーだから。。
今でこそオーガニックレストランは普通のものですが、その当時はまだそれ程お店も多くなかった。そして一番の肝である『おふくろの味　自然食材使用の日替わり定食（９８０円）』を素直に表現出来たことが良かったと思っている。オーガニック食材でありながら奇をてらっていないメニュー、、おふくろの味、定食。８００円で化学調味料たっぷりの定食よりも、９８０円で調味料からお肉、野菜、ごはん、全てオーガニック食材の定食の方が身体には良い訳であって。。
ディレクションは面白いと思ったのはこのお店から、、それから、設計から始まりトータルでそのお店・ブランドをディレクションするということをやらせて頂いている。
何だか懐かしいなぁ・・・

話が反れたが、数年前、、定かではないが、佐藤氏の父は建築系の設計をやっていて、、進路に悩んだ時、父から設計はやめとけ、、これからはグラフィックが良い、お前は画が好きだろ？広告なんか良いと思うよ、、って勧められて広告業界に入ったと記憶している、、たぶんね。。

デザインドクター・・・今の時代、世に受ける手法ですね。あっ、奥様が敏腕マネージャーなのであろうことは絶対に否めないです。仕事上のパートナーはとても重要ですね。

10/20
「じゃぁ１６時前くらいに迎えに行くから」

「やっぱり１５：００くらいにでも大丈夫？」

うちから１５分の所に住むA氏をバイクで迎えにいった。
それから２H後、稲村ケ崎の公園に・・・
そう、これがみたかったので早めに動いた。二ケツで男同士で「綺麗だよね」と言った僕の言葉に躊躇いの表情を浮かべるA氏。「写真撮って」と言った言葉に苦笑いのA氏。
薄着で『辛かった』だけだと思い込む。。


だって綺麗だもんね。



それからキラースマイルの店主が鎮座する例の場所へ。


速攻ビール出てきました。バイクはお店に置かせて頂くので飲みました。


ねだる前に食べさせて頂いた・・・オリヂナルジョーズのメチャうまピザ。
争奪戦。。


それから２２：３０迄ちびちびビールを頂く。

「これからどうしよっか？何か微妙だよね・・」と。。

んで、笑笑へ・・・レモンサワー＆ウーロンハイ、焼酎ボトル一本、、サラダ３皿、カキフライ、鶏の唐揚げ、ネギトロ巻きetc、、、酒が進むと、まぁあれやこれや色々話し出す皆様。。宴もたけなわ、、気付けば２：３０くらい。

タクって腰越駅前のコンビニで朝食サンドウイッチと１Lの麦茶etcを買って頂く。。
保身の為にひたすらに飲んだ真夏の『麦茶』・・・悪夢が蘇る的な。。僕以外は一口も飲まない皆様。。

寝たの４時。。睡眠時間５時間。。前の日の睡眠時間４時間。。
でも眠くない。寝る前の会話も楽しかったなぁ．．．

ってもそんなに飲んでないから全然平気。

ごちそうさまでした。お邪魔しました。ありがとうございました。


帰り、、 ケツに乗るA氏に「電車も楽だけどバイク気持ちいいっしょ？」・・・ゴリ押す僕。混んでいる海岸線を通り、由比ガ浜から渋谷までドアtoドアで９０分。

僕の足であるフリーウェイ２５０（走行距離４万４千km）に、合わせて１３０kgの男が乗りました。でも軽く１００km／h出ます。危ないから出さなかったけど１１０km／hは出ます。一人だと１２０km／h・・・HONNDAのエンジン、、特にこのバイクのエンジンは１０万キロの耐久性があると言われている、、隠れた名車、、復活が望まれている一台でもある。

次の足はBMW R100RSになるかな。

2008 10/17　『お‐つげ【御告げ】　「親指ペッタンコの団扇状態で扇げちゃうよってならないように」』

現場行って、打ち合せして、材料見に行って、ひたすら図面描いてデザインして、見積もって、、、唯一のお休み、それは睡眠。

図面と見積もりの納期が迫ってきたある晩、僕は夢をみた。それから何日も瞼を閉じる度に何度も同じ夢を見続けた。目を背けたくなる光景が広がる・・・
朝、目を覚ますとどんよりと疲れている。。。
僕は急遽、現場で加工する仕事を少ない工法へと設計変更しはじめた。前もって加工してもらうプレカットということに。。
相棒A氏にも、会う度に「あのさぁ、、なるべく現場で加工するんでなくて、材料屋で加工してもらいたいんだよね。だからそういう設計にする」と言った。「うん、そだね」

現場が始まる時、そう、初日に僕は無事故を祈り、お塩と酒を用意した。これはいつもやっていること、、いつもどおり。「どうか無事故で良い仕事が出来ますように」

時が流れて、竣工まであと少し、どのくらいだっただろうか、、、２／３くらいまできたところだっただろうか。しかし、時間が足りない、、人手も足りない。。

僕はその時、外に居た。室内から嫌な音と声が耳に入った・・・心臓がギュっと縮まって目が勝手に見開いた。。すぐに室内へと入ると、職人さんの左手の手袋、親指の先から付け根にかけて血が滲んでいるのがみえた。『あっ・・・指落としたか。。いや、手袋は大丈夫だから。。』
すぐさま手袋を脱いで水で流す、、そして冷やした。親指の先端横がバックリと、そして付け根がザックリといってた。。
現場の他の方に直ぐに薬局まで止血剤等を買いに行ってもらった。
幸いにして、すぐに血は止まってくれた。そして傷口をスプレーで塞ぎ、包帯でとめた。暫く経って、、、血は滲まない、体調も悪くない。。良かったと心底思った。
あと２センチ位置がずれていたら親指は床にあったでしょう。。傷の方向と深さを見れば一目瞭然だったから。。。
それから数日後、、焦りもあった、、玄翁（トンカチ）と鑿（のみ）を持って作業をした・・・僕もやった。鑿から左手が抜けて玄翁を左の親指に打っていた。目の前真っ白になった、、気が遠くなった、、暫く動けない、、グローブ外すの怖かった。ここで僕が倒れたらもう・・・ジンジンして触れない程痛かったが、血はちょっとでとまってくれていた。数日間、冷やしに冷やした。

僕がずっと見ていた夢は『左手の親指を丸鋸で切る』というものだった。誰かは分からなかった・・・
『まさか本当に現実になるとは』と思った。。うん、まさか・・・・・『気をつけなさい』という御告げ。


今でこそ多少の笑い話になるが、、、「あなたの包帯の巻き方は素人とは思えない。普通はこの巻き方出来ないし、出来たとしてもすぐにとれちゃうけど、しっかり巻けてて固定されているからずーっとそのままだったよ。イタイのに満足しているみたいでしょ？ほらサムアップ状態。イエィ。。」
慣れないことをしたり、過信だったり、焦りだったり・・・自業自得ではあるが、大事に至らなくて（切断しなくて、親指ペッタンコの団扇状態にならなくて、、親指で顔を扇げちゃうからからね）『不幸中の幸い』だとみんなの共通言語。


神様仏様に感謝した出来事であった。

『大事に至らなくて良かったです。有り難うございます。』・・・左手の親指の血豆を見る度に感謝しています。自然とそうなるサムアップ状態で。

10/14
先週土曜日・・・MasaとMちゃんの披露宴。妻と二人で参加させて頂きました。
場所は目黒雅叙園・・・駅からは近いけど式場大きいから到着するのに時間がかかりました。
Masa、前日迄準備して当日朝着せられてバタバタだったご様子。

素敵でした！

司会はMasaの兄貴・・・何だかやけにうまいなぁ〜と思ってたら、総合演出の仕事をやっているとのこと。日本に帰ってきたばかりだそうで。。。

新婦の中学生時代の恩師が岩手からお越しになられてスピーチをされました。
その中学校自体が色々と問題をかかえていたことなど、そしてMちゃんが頑張って活動していたと聞いた。先生、、泣いてた。新婦の会社の上司もみんな泣いてた。
素晴らしい先生でした．．．出会えてホントよかったですね。

Masaの会社の上司も楽しいスピーチで笑わせて頂いた。Masaが仕事頑張れば社長、役員の老後が良くなるらしいので頑張って仕事してくださいな。彼は若いながらも大事なポストに就いて今、主任です。

んで、新婦は『よさこい』ってた．．．ウエディングドレスで。（このドレス、衣装デザイナーの方による作品。ハリウッドでもご活躍とのこと。最近は今話題のヒーローズの衣装を手がけたそうです。）

最後の挨拶の時、兄貴から弟へのメッセージ（スピーチ）もぐっと来た。。愛情溢れてすげーいい兄貴でした。ただ、、Masa、途中迄良かったけど最後グズった、、、ヤツらしいかなとも思ったけど。

まぁまぁ、結婚式は何度参加しても良いものです。こっちも嬉しくなるもんね。自分の時のことも思い出したり。。


式終わって、二次会まで２Hあったので、目黒駅近くでビール頂いて時間をつぶした。１７：００までには行かなくちゃならなかったけど、気付いたら１７：３０・・・やばいやばいと思うも、式場出る時に聞いたお店の場所、飲んで記憶すっ飛びまして、、、店でたらMasaから何回も連絡が、、、『何処居るんスカ？場所分かってんの？！早く来てよ』という感じがビシビシと伝わった。。『タクシーの運ちゃんにこのメールみせてください』と送られたメールで住所を伝えるも、運ちゃん、、その住所はナビに入っていないんですけど、、と。Masaが品プリ横にある坂を上から下って、って言ってと思い出したので、そう伝えるもなんだかピンとこないご様子・・・まぁ何とか近辺まで着いたが、そこからまた会場がわからん、、ショップのおばちゃんに聞いて、なんとか到着。
やっぱし、、飲んだら全然思考力無くなるわな、、俺、、と再確認。

んで、ビール一杯飲んだところで、由比ガ浜の巨匠の二次会の乾杯の音頭でスタート。
まぁ、、ここでもビール、ワインがぶがぶ飲ませて頂いた。（途中嘔吐しそうになった）

エンタメはゴールド（マン）鈴木さんでしたか、、全身金粉の方のパフォーマンス。ケーキナイフ持って踊ってたけど、もうなかなか新郎新婦まで辿り着かない。。すげー面白かった。

時間は流れ・・・由比ガ浜の巨匠は踊りまくっていた。（個人的な主観ですが、キャ◯クラ状態だった気も・・・）遠くから見ていた僕にもお誘いが、、、まぁ一緒に踊りまくったわけだが。。なので、今足の知らない筋肉がイタイ。。

式も二次会も楽しませて頂きました。幸せ頂きました。彼らしい演出も良かった。

おめでとうございます！！お幸せに・・・（今度家飲みに行っていい？）

9/9 『鎌倉　静雨庵』
ここ１０月、１１月で結婚式のプチラッシュ。どうなるのでしょう・・・号泣続きになるかな？？

←　「おでかけですか？」

これ楽しいのかな？？？？由比ガ浜でよくみるんスけど。
意味がわからんです、、申し訳ないけど。。
ロングボードやりたくなってきなぁ、、やっぱり。もう寒くなるから厳しいかな？？


んで、その後、ビール飲みにいつものショップへ。
そしたらいつものメンバーがいっぱい居た。こんな感じ。

久しぶりに鎌倉の名店『静雨庵』のらーめん食べたくなってきた。さっぱりしててウマイんだなぁ〜．．．これが。
現場通っている時にたぶん７回くらいは行ったと思う。普通のらーめん、メンマらーめん、ネギらーめん、チャーシューメン、味噌らーめん、制覇しました。コーンらーめんがあるけど、さっぱりしているらーめんにコーンは甘過ぎるからたのまなかったですね。。向いに座ってた８０歳くらいのおばあちゃんがモリモリ食べてたけど。あとひやしつけめんもたのまなかったなぁ。。
一番好きなのはメンマらーめん、おっ！と思ったのがネギらーめん、、普通にネギが山盛りなんだろーなと思ってたら、ピリ辛でネギとチャーシュー混ぜたのがどっさりのってた・・・うまかったなー。もちろん、基本、『Aセット（唐揚げ３つ入っている弁当）』を付けます。
でも、 ここ昼しかやってないからなぁー。。。鎌倉の飲食店は観光価格で、都内で同じ物をたのむとの比べると２−３００円は高い。でもこのラーメン屋は地元に愛されているだけあって安いんですねー。ちょっと前迄はらーめん４００円だったそうです。

来週食べに行こうかな。交通費とか高速代とかガス代とか合わせると都内で高級フカヒレらーめん食べられるけど。。