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2025 12/5 『車椅子のこと <自走式・介助式 チューブ式・ノーパンク式(タイヤ) 特養へ車椅子と新しい洋服の寄付>』

車椅子の種類には主に自分の手で回転させるタイヤの大きな自走式とタイヤが小さくて押してもらって移動する介助式があり、自費で購入する人や介護保険などを使い貸与する人もいる。そしてチューブ式とノーパンク(全部樹脂ゴム)式もある。それすらも知らずに介護生活がどっぷりとスタートしたのが2016年で、すぐに地域包括支援センターに連絡をしてケアマネジャーを紹介してもらい訪問して頂き介護保険を使う書類に署名した。
うちの親は脚が悪くとも何とか独居で生活をしていたが、突然大きな怪我(病気)を発症し、室内以外はほぼ歩けなくなったところ、先に亡くなった親族が使っていた介助式の車椅子を前に譲り受けて実家にカバーを掛けて置いていたことも幸いして、戴いた介助式車椅子が本当に役にたった。とりえず乗せて移動できるので、近くにかかっているクリニックにも連れて行けたし、緊急で大学病院にも行けたし通院もできた。電車の自動改札で「スロープをお願いします」と何回言ったことか。乗車降車時、職員の皆様の丁寧な対応には感謝しかありませんでした。
車椅子は貸与にしろ購入にしろ少し日数がかかるので、本当によかったんですよね。

で、タイヤが急にボロボロになったので自転車屋で注文して新しいタイヤに替えてもらったらこれがすごく運転がしやすくなって、当たり前だけど自転車を運転するのと同じだなと実感したんです。
それから何年か経ち、なんとか車椅子に乗れていたので自走式のチューブ式の車椅子を新たに買った。外にも出かけるし、往復5kmと少し遠い病院にも行くからノーパンクタイヤにはしなかった。今はどうかわからないけど、当時買おうと色々調べていたら、ノーパンク式のは屋内使用が主だとよく目にしていたから。
病院や施設で一所懸命に自分の脚で漕いで移動している元気な姿を見るたびに、本当に心から嬉しく思って眺めていたんです。そして当たると痛いところがあるとか滑るとか言っていたので、滑り止めが付いたクッションや座面をつけたりと少しカスタムもしてあげた。このカスタムが良いことなのかわからないが、本人は使いやすいと言っていた。

時は瞬く間に過ぎて3年前にもう不要になったために、車椅子は特養に寄付して、昔からおしゃれだったので洋服をめちゃんこ持っていたから新品の洋服もそこに寄付した。入所者に職員が差し上げた時に、たくさんの方々が集まって手にとって嬉しがっていたと言っていたと、こちらもとても嬉しかった。所持金もあまりない高齢者も多いからだと後から職員に聞いた。高齢者の原宿と言われた巣鴨地蔵通り(旧中山道)にある洋品店へ本人もよく行っていたし、遠出もできなくなった介護生活時には、好きそうな洋服を私はしょっちゅう買いに行っていたのも結果的に他者への喜びへと繋がり嬉しい限りだった。

嫌がるご家族も高齢者ご本人も多いですが、何かあった時にとても役に立ちますし、そんなに高いものでもないので買って保管しておくのも良いものですよ。

11〜12月になると二度と経験したくないほど大変だった通院・入院手術に介護生活と…色々鮮明に思い出すんです。介護タクシーもまぁよく利用しました。夜間の民間の救急サービス搬送は割り増し料金で3−4kmだったかな、9000円もかかりましたね。
早朝から真冬でも大汗かいてスポドリ飲んで、でっかいバッグを背負って車椅子に乗せて5つ先の大学病院病院へ通院して何時間もかかって戻ってきて、いくつものストアなどあちこち買い物して10km歩き回り、夕刻に晩飯を買って歩いたりチャリ乗って(南北移動で電車が通っていないしバスもない、エンジン付き車両も危ないので一旦手放した)ヘトヘトになって帰ったあの時の寒いんだか暑いんだかの冬。しんどさと嬉しさが同居したなんとも言えないあの感情を思い出して、今でも涙が頬を伝うんです。でも、本当に幸せな時間だったんですよね。

なので知っている人も多いけど車椅子について書いてみました。

幸せな世でありますように。

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