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  2008年 2/25 『帰りの便に乗って、ランディング ポーターへ』
2/21の続き・・・
金曜日の午後にメールが入った。「点滴がやっと取れましたのでメールしています。23日が退院ですが午前9時から9時30分に荷物を5階の3号室まで取りに来て下さい。病室でまっています。」
僕はほっとした。。目的を達成。
そして翌日 土曜日の朝、病院に向った。
病室に入ると元気な姿でベッドに腰をかけて同室の方とお話をしていた。「お迎えに来て下さったのね・・良かった。では失礼しますね」とその方が言った。
忘れ物が無いかチェックをしていると、先生がいらっしゃって少し説明をしてくださった。「良性だから大丈夫ですよ。今度の診察の時にまた説明しますね。お大事に・・・」僕らは先生にお礼を言って病室をあとにした。
『帰りの便に乗れた・・・大丈夫だと思っていたけどね。。』と、僕は心の中で呟いていた・・・
僕はポーターとなり、ソフトのスーツケースを実家へ運んだ。
その後メールが直ぐに来た「今日はありがとう支払いを済ませ今バスに乗っています・・・・・ナース達本当に優しく身内に泊まっているようでした。」

『landing』・・・


  2008年 2/21 『テイクオフ』
昨日の朝、バイクに乗って駒込病院に行った。
入院受付の待合には多くの方が大きな荷物を持って並んで座っていた。共通しているところは、殆どの方がスーツケースだったということ。ソフトケースの人もいればハードケースの人も居た・・・まるで旅行者が空港の待ち合いで待っているかのようだった。。担当の事務の人が「◯◯さん、えー◯◯さんと◯◯さん・・」と順番に名前を呼んでいく。呼ばれた方はスーツケースを引きながら担当の人の後をついていく・・・『takeoff』
行き先は病室という名の場、目的は手術・・・多くの方が無事に『landing』出来るのだろう。しかし、中には帰りの便に乗れない方もいるのだろう。
本日木曜日は目的の日・・・ 土曜日は帰りの便に乗ることになる、、病院を出たら『landing』だ。その時に僕はスーツケースを受け取り、家まで運ぶポーターとなる。



  2008年 1/24 『赤ん坊のボク、シスターの胸に抱かれて』
子供の頃、日曜日だったと思うけど、朝早くにTVで『暗いと不平を言うよりすすんで明かりをつけましょう』というナレーションと共に始まる番組があった。内容までは憶えていませんけど...強烈に憶えている。ちょっと気になったので調べてみた。このサイトが引っ掛かった。カトリックの番組だったのね・・・・・全然意識していないけど、何だか心をひかれるコト・モノがある。それは『教会』。僕は何も信仰はしていないけど、何故か落ち着くというか、妙な感覚になる。言い方が難しいけど・・・涙が流れることもある。
小学低学年の頃、公文に通っていた。その公文教室がカトリック教会の2階のホールだった。初めて行った時に教会の礼拝堂を見て全身が震えた。音楽でもそうだ・・・宗教音楽にとても心をひかれる。その教会で流れていた音楽をいつも聞いていた。そして、修道者というのだろうか、シスターを街で見かけるといつも食い入るように見ていた、、懐かしいような、苦しいような、、とても不思議な感覚・・・理由は分からないままだった。。。
小学高学年になった頃だったろうか・・・その理由が分かった・・・僕が赤ん坊で、姉が4歳の頃、一時的にシスターの所に預けられて生活をしたことがあったと聞いた。シスターの胸に抱かれ、歌(子守唄かな)を聞いていたのだろう、そして宗教音楽が流れる空間だったのだろう。。合点、心の中に刻まれた断片的な記憶が整理されて全て繋がった。

今でも街でシスターを見ると、やはり目で追ってしまう。教会に行くと心が震え、宗教音楽を聞いていると目がうるむ。。
僕の場合は理由が分かったけど、皆さんにもそんな不思議な感覚になることがありますか?